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サーフィン業界舞台裏 密着取材

注目のオーストラリア人シェイパー!
ダレンハンドリーDHD &スパロー(SPARRLW) インタビュー

ダレンハンドリー(DHD)
スパロー(SP)

・今回の来日の目的は?
(SP) シェイプ&伊良湖にコンテストを見に行くこと。

(DHD) ゴルフ、花火、サーフィン、少し仕事(笑)

・今回、日本でサーフィンしましたか?
(DHD) 波が小さかったので、サーフィンせずに泳いだ。 これから伊良湖へ行ってサーフィンしてくる。

(SP) 河口に行ったよ。
1フィートのサイズだったけど... 水がきれいなところだった。

・2人の出会いを教えてください。
(DHD) 覚えていない

(SP) オーストラリアのキラボードライダースのクラブで出会った。DHDがクラブのボスだったんだ。

(DHD) そうだね。思い出した。スパローに会って、サーフボード工場の仕事を与えたんだ。

(SP) そう。それで小遣い稼ぎをしていた。仕事は楽しかったよ。 ランチタイムには工場のみんなで卓球をしていた(笑)。
そのころはJSも工場にいて、一緒に卓球していたんだよ。 そのころの僕はシェイプマシンの操作をしていたんだ。


・クラークフォームの倒産で何か変化はありましたか?

(DHD) ノー。オーストラリアにはブランクスメーカーがたくさんあるからシェイプする上では特に変化はなかった。
ただクラークの倒産によって多くの人がボードがなくなると思ったことにより、特に中国から安い多くのボードが市場に流れた。そういう意味では影響があった。


・自分達がシェイプするサーフボードで他とは違ういい部分があれば教えてください。
(DHD)
  テール部分(フィンの間)にD2エクストリームというコンケーブを入れている。今は1/4インチくらいの深いコンケーブを入れているんだ。 ミックファニングが乗っているのと全く同じモデルだよ。 平均的なサーファーが乗ってもスムースで速い!ターンのときには大きなスプレーを飛ばすことができるのが特徴。是非乗ってみて!(笑)
 今後はコンケーブをより深くすることを考えているよ。

 サーフボードには多くの新技術がある。例えばエポキシのブランクス、ストリンガーの入ったブランクス、カーボンのブランクスなど多くの新技術を使うことでさらにいいボードが仕上がると思う。
 今年の後半 or 来年の夏には新技術を使ったボードをリリースする予定。

(SP)
 僕のもテールの深いコンケーブが特徴。
THE Grovellerモデルは、ローズが広くてロッカーがフラットなので小さい波でもテイクオフが早く、スピードも出しやすい。
Aerial Assaultモデルは、エアーやトリッキーなライディングを容易にできるモデルだよ。深いコンケーブによって生み出されるスピード感ある動きを体験してみてほしい。

 

■今注目の若手シェイパー、スパロー(SPARROW)さんへ質問
・現在の年齢は?

(SP) 25歳

・日本は何回目の来日ですか?
(SP) 2回目。
前回は4年前に伊良湖に行ったよ。そのときはブラザーニールセンのチームライダー達と一緒だった。
波を見て、このボードを使うのがいいというようなコーチ的な立場で行ったんだ。

・日本のサーフポイントで好きなポイントはありますか?
(SP) 河口ポイント。次はサイズのある波でサーフィンしたいな。

・何歳からシェイプを始めたのですか?
(SP)
  17歳からシェイプを始めたよ。
 早くからシェイプを始めたのはダレンがいろいろ考えてくれたからだと思う。1箇所に留まって仕事をする方が、サーフィンに集中でき自分にとっていいという考え。シェイプで稼いだお金で各地のコンテストを回っていた。シェイプを始める前、ダレンは僕のスポンサーだったんだ。

(DHD) そう!オレが彼に人生の道を与えたんだ。(笑)
そうでなければ彼は金の稼げない競技サーファーになっていたと思うよ。(笑)

・シェイプに対してポリシーはありますか?
(SP) 気分をあげてからシェイプをする。
いい精神状態のときでないといい仕事はできないからね。気分が乗らないときは、サーフィンしたり、音楽を聴いたりして、気分転換してからシェイプをする。

・いい仕事ですね!だから納期も遅いの?(笑)
(SP) シェイパーの仕事はアーティストみたいなものだからね。(笑)
いい仕事をするためには、気分がよくないとダメ。HAPPYな気分で仕事をする。気分が乗らないときは、サーフィンしてHAPPYになってから仕事をする。 日本の女の子も自分をハッピーにしてくれるよ(笑)

(DHD) オレ達はシェイプして、サーフィンして、コンテストを回っている。
すごくいい人生だと思う。でも常に最高の人生を探しているんだ。

・年間にシェイプする本数は?
(SP)
去年は1200本くらい。今年は2000本くらいシェイプすると思う。
スパロー専属ライダーには年間30〜40本くらい。その他WCTやWQSのライダーから依頼を受けるのも入れると年間100〜150本くらいはライダー用にシェイプしているよ。

(DHD) ほんとにたくさんシェイプしているよ。
特にオーストラリアが夏のときはほんとに多くシェイプしている。
オーストラリアが冬のときはそれほどでもない。日本に来たりしてのんびり過ごしている。
日本にいるとリラックスできる。 電話もあまりかかってこないし、ストレスもないね。
だから去年は日本に滞在しているときに、DHDの世界向けの全モデルをシェイプしたんだ。

 


インタビュー:2006年8月


 

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