トップ波情報&波予想ホットニュース動画HOWTOテクニックブランドカタログサーフショップサーフィンスクール仲間探し

サーフィン業界舞台裏 密着取材

ウェットスーツメーカー営業マン

ウェットスーツメーカー営業マンの「ある1日」を密着レポート!! 


今回密着レポートするのはこの人
山崎サン
会社:サンコー(BeWET、DELPHIなどのウェットスーツを製造、販売)
仕事内容:ウェットスーツの営業
担当:BeWET営業
東京都杉並区在住
ニックネーム:山ちゃん
現在の仕事歴: 9年(ファクトリー2年、営業7年)
年齢:32歳
この仕事のいいところ:海に入っていなくてもいつも海を身近に感じられること。


   

AM6:00
杉並の自宅を出発


  杉並の自宅を出発。
 千葉九十九里へ向けて出発。今日は取引先サーフショップの店長と一緒にサーフィンしてから仕事。
 早朝にも関わらず、京葉道路は交通量が多い。山崎さんお気に入りのCDを聴きながら、海までドライブ。
  車の中には、営業用のペンやノート、納品用ウェットスーツ、自分のサーフボード&ウェットスーツなどが入っている。


AM7:30
千葉県長生郡サンライズポイントへ


  CHP本店に到着。早速、ウェットスーツに着替え、店長のアニーさんと一緒に海へと向かう。取引先のサーフショップの人達と一緒に海に入り、コミュニケーションを図るのも仕事の一つ。
  波は腰〜胸サイズで、風が入り、ややジャンクなコンディション。天気はあいにくの雨でテンションが上がらないといいつつも、海に入ればしっかりとサーフィンを楽しんで満足そうな山崎さん。
  ウェットの下に着ていた赤いインナーは、同社で展開しているmagicというブランドの試作品。新素材を使用した、来年の冬に向けて開発中のモデル。山崎さんも試着して、暖かさ、動きやすさなどの情報をレポートとして会社に提出するそう。サーフィン楽しんでいるだけかと思いきや、ここでもしっかり仕事していました。




   

AM9:30
CHP本店で仕事


 ようやく仕事らしい仕事の開始。商品の納品を行ったり、新しい商品を見てもらったり、以前納品した商品の売れ行きをチェックしたりするのが主な仕事。
  偶然BeWETライダーの河野正和プロもCHP本店に居合わせており、河野プロに今年モデルのウェットスーツのことをいろいろ聞かれていた。当然のことだが、山崎さんのウェットスーツの知識はスゴイ!!プロサーファーならではの細かい質問にもどんどん答えていく。ウェットスーツの生地、カッティング、各モデルごとの特徴など、十分な知識を持っていることがウェットスーツ営業マンとして当然、とのこと。
  ライダーとのコミュニケーションも仕事の一つ。試合の状況や近況などを情報交換する。今回はショップのPCを使い、オーダーシュミレーションシステムで、河野プロのNEWウェットスーツのオーダーを受けていた。



AM11:30
一松海岸〜一宮町でショップ訪問


 その後も商品の納品などで2件のサーフショップを回る。
 AMAZING SURFでは、雑談の延長でシェイパーでもある小柴さんからサーフボードのことを教わっていた。意外にも「ウェットスーツ以外の話も結構するよ」、とのこと。一番多いのは、やはり波の話だそうです。挨拶代わりに「今日波どうだった?」、「どこ入ったの?」といった内容が多くなるそうです。
  BEACHでは、オーナーの木村さんから「このヒザパッド、違うモデルにもオプションでつけられないかな?」と相談を受けていた。そういう要望は各営業レベルで判断できることもあれば、社内の会議でどうするか判断することなど、ケースバイケースとのこと。
  営業マンは、各ショップやユーザーからの声をちゃんと把握しておくことが重要で、それらの要望が新商品の開発につながっていくのだそうだ。



 

PM13:30
一宮にてランチタイム


 ようやくランチタイム。営業のスケジュール次第でランチタイムは変わる。コンビニのおにぎりを車内で移動中に食べてすますこともある。
  今回は山崎さんお気に入りの一宮のサーファーズテーブル。「ここは、味、ボリューム、雰囲気すべてが気に入ってます」だそうです。
  海辺のおいしい店を知ることは楽しく仕事するためにはやはり重要なようです。


PM14:30
茂原市へ移動〜ショップ訪問


 海辺を離れ、次のサーフショップへ。まだ一度しか行っていないショップで、道に自信がない。そんなときはカーナビで目的地まで楽々。到着予定時刻も出るので営業には欠かせないアイテム。
  もう一つ営業に欠かせないアイテムは携帯電話のイヤホンマイク。車での移動が多くなるので、特に重宝するそうだ。ウェットスーツのオーダーが多い10月だけあって、さすがに電話がよく鳴る。
  サーフショップから、急ぎで納品して欲しい商品がある、とのオーダーが入ったり、ウェットスーツの修理はいつ出来上がるか?などの内容。山崎さんは工場に電話し、在庫はあるのか?、いつ出荷できるか?、急ぎで1件出荷できないか?というようなことを工場と調整している。
  調整の結果をまたサーフショップに連絡して...とにかく忙しそう。
  茂原市のサーフショップへ訪問。移動の通り道にある取引先ショップなどへは、ふらっと立ち寄って、「調子どうですか?」と挨拶や情報交換、在庫チェックなどをすることもある。



   

PM16:30
千葉市〜市川市でショップ訪問


 茂原市から下道で千葉市まで。ミナミ千葉店では、ディスプレイを設置したり、2005秋冬モデルの打ち合わせなど。ディスプレイ、販促物の設置なども仕事の一つ。
  今回、初めてテーブルでの打ち合わせとなったが、ショップとの打ち合わせは通常、カウンター越しにお互いたったままの打ち合わせが一般的。
  千葉市から市川市までは京葉道路の渋滞にはまり辛い道のりとなった。
  市川のタイロンでは、オリジナルウェットスーツの打ち合わせ。ロゴどこに入れるか、素材、カッティングはどうする、などを決めていく。




   

PM18:30
解散 直帰


 ようやく全て打ち合わせが終わり、18:30解散となった。今回は6件の訪問となったが、通常は1日3〜4件程度の訪問で、1件あたりの打ち合わせ時間を多くとることが多いそうだ。
  仕事内容は、ウェットスーツに関わること全般で、仕事の内容は多岐に渡る。