SURF FILM DAY 2017



 

 「THE WAVE I RIDE」

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■シノプシス:概要
ペイジ・アームズはビッグウェーブに挑戦することに全てを捧げるエリートサーファーの1人だ。ペイジが育ったのは、ビッグウェー
ブ・サーファーの実験場として知られるマウイ島のピアヒのすぐ近く。ジョーズとも呼ばれるこのポイントには、サメのような恐ろ
しい波がラインナップに押し寄せ、力試しをしたくたまらないサーファーたちをそそのかす。長い間、ここは男性専用の場所と見な
されてきた。気の弱い連中は御呼びでないというわけだ。はっきりと、女の出る幕じゃないという者もいた。しかしペイジ・アーム
ズはそんなビッグウェーブ・サーフィンの限界をものともせず、自然が作り出した究極のパワーに立ち向かってきた。The Wave I
Ride はそんな彼女のストーリーである。ペイジは怪我を乗り越え失敗を恐れず、プロのビッグウェーブ・サーファーになった。世界
で最も美しく、巨大で、困難な波を征服するという夢を追い続けるためだ。彼女が海の中で成し遂げたことは“ 偉業” ではないかもし
れないが、それを謙虚さと情熱をもって成し遂げたことに意味がある。これは単なるサーフフィルムではない。海が1人の女性の魂
に何を与えてくれたか、そして彼女は海に何を返したのかという物語である。

 

■デヴィン・ビッソン:監督
本作の監督デヴィン・ビッソンは、ドキュメンタリー
映画で国際的な賞の受賞暦を持つ。  The Wave I Ride    は、彼女の初の長編ドキュメンタリー映画。本作では人   間の生の経験を探求し、それによって観客に自らが内に抱える“ 物語” を見つめさせている。彼女のアート表現の手段は、より深く潜り込むこと。ライフガードとしての経験から得た方法だと言う。「危険にさらされている人を肉体的に助けることも、その人にとって本物の人生に踏み出す勇気を与えることも基本的には同じです。」

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 ■ペイジ・アームズ:主人公プロフィール
ハワイのマウイ島で育ったペイジ・アームズの心には、アロハ・スピリットが根付いている。子供の頃、海は彼女の生活の一部だった。
サーフィンを始めたのは9歳の時だ。怖いもの知らずで我慢強く、おまけに世界有数のビッグウェーブ・ポイントのすぐ近くに住ん
でいた彼女が、ビッグウェーブに挑戦するようになったのは当然のことだった。ペイジはマウイを代表するビッグウェーブ・ライダー
のひとりになり、ビッグウェーブという自分の情熱を追いかける生活を送っている。2014 年、ジョーズにパドルして挑んだことで、
ビラボンXXL ウィメンズ・パフォーマンス・アワードを受賞。多くの輝かしい実績を誇るペイジだが、お日様のように暖かなハートと、
笑顔、アロハ・スピリットでいっぱいの女性だ。

 

■ 出演:ペイジ・アームズ、グレッグ・ロング、カリッサ・ムーア、キアラ・ケネリー

監督:デヴィン・ビッソン
プロデューサー:ジョシュ・ウォーカー
撮影監督:マット・ブレイク
脚本:デヴィン・ビッソン
編集:ジェニファー・メイヤー、エリック・マッケンティー、マックス・ミラー

 

 

 

 

「STEPHANIE IN THE WATER」

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■シノプシス[概要]
プロサーファーのステファニー・ギルモアは、17 歳の時初めて ワールドツアーのコンテストで優勝した。ワイルドカードとして学校
を休んでの参戦だった。2007 年にASP ワールドツアーにデビューすると、その年にチャンピオンのタイトルを手にする。それに続く
4 年間、彼女は誰もが認めるワールド・チャンピオンとしてタイトルを守り続け、女子サーフィン界を牽引してきた。無敵と思われ
ていたステファニーだったが、彼女の連勝記録は突然終わりを迎える。本作ではステファニーがツアーで戦いながら、自分の将来を
改めて考える姿を追った。監督のエヴァ・ウォーブリックは、サーフィン・カルチャーやプロのアスリートとしての成長の物語、そして頂点に立つとはどういうことなのかを巧みに描いている。

 

■エヴァ・ウォーブリック監督からのメッセージ
初めてステファニー・ギルモアの名前を聞いたのは2007年。クリスマス休暇でハワイに滞在中、マウイで彼女が初めての
ワールドタイトルを手にした時だった。その場にいたわけではなかったけれど、才能溢れる若い女性の話を聞かされてわくわ
くしたことを覚えている。実際にステファニーに会ったのは2009年2月。2人ともアートやミュージック、フィルムに興味があったのでその場で意気投合し、大いに盛り上がったわ。いっしょに映画を作ろうという話になり、その後何年間かアイデアをやりとりすることになった。この作品を作ることで、私は自分のサーフィンのバックグラウンドを見つめ直すことができた。サーフィンに囲まれて育ったので、それが映画作りにも生かされたと思う。16ミリでの撮影は本当に楽しかった。60年代のサーフィンフィルム全盛期の、そして90 年代のフィルムメーカーたちの気持ちがよくわかった。直接影響を受けたサーフィンフィルムは、ソニー・ミラーやアンドリュー・キッドマン、ジョン・フランクの作品。STEPHANIE IN THE WATER に関しては、他のジャンルのドキュメンタリーからインスピレーションをもらった。アレック・ケッシアンの「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」とか、エロル・モリスやマーティン・スコセッシの作品です。普通の映画製作の手法とドキュメンタリーでのシネマ・ヴェリテの方法の両方を使いたかった。ナレーションは控えめにし、キャストの才能とヒューマン・ストーリーを輝かせたかったのです。ステファニーが彼女のストーリーを私に託してくれたのは光栄です。

 

■ステファニー・ギルモア:主人公プロフィール
オーストラリア出身のプロサーファー。ワールド・タイトルを6回獲得。ツアー初参戦の2007 年から4 年続けてワールドタイトル
獲得という偉業を達成。これはサーフィン史上、男性でも女性でも成し遂げたものはいない。WSL での6回のタイトルに加え、ワー
ルド・ツアーでは32 回の優勝を誇る。また、2010 年にはアクションスポーツ界で最も名誉あるローレウス世界スポーツ賞を、
2011 年と2013 年にはESPY 賞の最優秀女子アクションスポーツ選手賞を受賞。ステファニーは今も女子サーフィン界の原動力だ。
コンテストでの勝利とフリーサーフィンという2 つ異なる道を同時に進んでいる。

 

■ 出演:ステファニー・ギルモア、カリッサ・ムーア、アラナ・ブランチャード、ジェシー・マイリー・ダイアー

監督:エヴァ・ウォーブリック
製作:アリシア・ヴァン・クーバリング
撮影監督:ジェシー・ケイン
編集/ 制作:イザベル・フリーマン
音楽: フォール・オン・ユア・ソード