サーフィンレップスインタビュー佐藤修一
プロとしての自覚と自信を持ったライディングをすることで、日々サーフィンがレベルアップしていると思います。
佐藤修一
サトウシュウイチ
PHOTO&INTERVIEW : N.HASEGAWA

 プロサーファー、サーフショップオーナーとして福島を拠点に活躍。福島を代表するプロサーファーの一人。クラシック系のスタイルとアグレッシブなサーフィンスタイルに定評がある。人に見せることを信条としたライディングは見ていて楽しい。

  今回はプロサーファーとしての考えや、家族のことなどについて佐藤修一さんにインタビューさせていただきました。



-- 名前、年齢、現在の職業を教えてください

佐藤修一、35歳、プロサーファー&サーフショップオーナーです。



-- プロになったのはいくつのときですか?

26歳です。
サーフィンを始めたのは中学2年生(14歳)です。
だからサーフィンを始めて12年目でプロになったことになりますね。




-- プロになってアマチュアの時と何か変化はありますか?

 プロとしての自覚が生まれました。
魅せるサーフィンを意識するようになりました。フリーサーフィンでも魅せるライディングを心がけるようになり、見ている人に「やっぱりプロだな」と思ってもらえるようなライディング目指しています。
 プロとしての自覚と自信を持ったライディングをすることで、日々サーフィンがレベルアップしていると思います。







-- 現在はロングボーダーにもマニューバーの技術が求められていますが、何か特別な対策はしていますか?

 しています。
 ショートボード(シングルフィン、ツインフィン、クワッドフィン)に乗ったり、スケートボードをやっています。

  ショートボードはマニューバーの練習にもなるし、乗っていて楽しいです。
 レトロツインのショートボードはロングボーダーにオススメです。波がちょっと大きいとき(腰サイズ以上)に乗ると、いい練習になります。ロングボードに似た乗り味でレールワークの勉強になりますよ。ドルフィンスルーをしたり、ショートボードの波待ちの位置で波を待ったりすると、ショートボーダーの気持ちが分かようになります。サーフィンの幅も広がると思います。

 最近のお気に入りはシングルフィンのショートボードなんですが、シングルフィンの乗り味がロングボードに似ています。じっくりとボードに荷重して、ボードをコントロールするので、ロングボードから乗り換えてもあまり違和感がありません。ショートボードでサーフィンしていると体力アップにもつながりますよ。

 ショートボードに乗っていると周りのサーファーが自分を見る目が少し変わったような気がします。ロングだけじゃなくて、ショートボードもちゃんと乗れるサーファーでいたいですね。




-- 最近、ショートボードのプロがプロロングの大会にエントリーしていますが、それについてどう思いますか?

  ショートのプロの参戦は刺激になります!
ショートのプロには負けたくないですね。

  ショートのプロはロングボードでもショートっぽいマニューバーのサーフィンですよね。
  ロングのプロとしては、クラシック系、ノーズライディングなどのロングボードらしい技+マニューバーでプロロングボーダーとしてショートのプロに勝ちたいです。
 やっぱりロングボーダーとしては、ノーズライディングのようなロングならではテクニックも大切だと思っています。マニューバーだけをやるのであれば、ショートボードに乗っていればいいのですから。ロングボーダーらしい多彩なテクニックを駆使して、勝ち上がりたいですね。




-- 職業はプロサーファーとサーフショップとのことですが、仕事をしながらサーフィンをする時間はどれくらい作れますか?

 サーフショップが午後からの営業なので午前中は毎日サーフィンできます。
サーフショップと自宅のある福島市から海までは車で1時間強かかりますが、夏場はほぼ毎日サーフィンしています。冬は週に3〜4日くらいです。
店の定休日の水曜日はサーフィンも休んで家族サービスしています(笑)。

  福島は大体いつも波があるので、サーファーにはすごく恵まれた環境です。波が大きすぎてサーフィンできない日はありますが、波がなくてサーフィンできないというのはほとんどありません。
 ただショップを休めないので海外トリップには行けませんが...





-- 家族のサポートなどはありますか?

  あります。
 奥さん、子供の3人家族で子供がまだ小さいのですが、奥さんは毎日海に行くことを理解してくれています。
 海に行かないときには、「海行かないの?」と言われます。

  そういう家族のサポートや優しさがあるからこそ、サーフィンに集中できます。家族には本当に感謝しています。






-- サーフィンをする上で福島という場所のメリット、デメリットはありますか?

  一番のメリットはいつでも波があることですね。
ウネリが大きくても、風が吹いてもかわせるポイントがあるので、大体いつでもサーフィン可能です。
海まで1時間強のドライブですが、渋滞がなく、山のきれいな景色を見ながらのドライブなのでストレスもないですね。
福島以外に住んでサーフィンするということは考えられないですね。

  デメリットとしては冬が寒いことです...5月くらいまでブーツが手放せません...





-- 今後の目標を教えてください

  楽しくサーフィンを続けたいです。
そしてもっともっと上達したいです。
  子供がまだ小さいのですが、子供と一緒にサーフィンしたいですね。

 












<プロフィール>

名前 佐藤修一 (サトウ シュウイチ)
生年月日 1974年3月17日生まれ
出身在住 福島県出身 福島県在住
その他 プロサーファー、サーフショップオーナーとして福島を拠点に活躍。福島を代表するプロサーファーの一人。クラシック系のスタイルとアグレッシブなサーフィンスタイルに定評がある。人に見せることを信条としたライディングは見ていて楽しい。
ブログ http://blog.goo.ne.jp/indy2004/
サーフショップ http://air.respace.jp/indysurf/